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【記録】インターフェロンの頃
今CML治療の主流はグリベック内服となっていて、高額の医療費と副作用を別にすると
CML患者が普通の社会生活を送ることは本当に楽になりましたね。
でもグリベックが世に出る前だった15年前の病気発覚以降10年間くらい、骨髄移植をしない場合
治療はインターフェロンα注射による化学療法がメインだったと思います。

僕もインターフェロンを経験しました。期間は10年くらい。
その頃は、本当に生活するうえでさまざまな不便を感じてました。
その元凶は毎晩の自己注射。これは本当にめんどうでした。

僕が使っていたのはシェリング・プラウ社の「イントロンA(1,000万単位)」。
薬はバイアル瓶に入った粉末の薬剤と溶解液(注射用水)がセットになっています。
イントロン
(シェリング・プラウ社様HPから引用させていただきました。)

注射の前には次の段取りを経なければいけません。

 ① まず注射器に溶解液を吸引し、その注射器をバイアル瓶に刺し溶解液を注入。
 ② バイアル瓶をよく振り粉末の薬を溶かす。
 ③ 次は別の注射器でバイアル瓶を刺し、溶かした薬剤を吸引。
 ④ 注射する箇所の皮膚をアルコール綿で消毒し、そこに注射。


注射針も糖尿病のインスリンみたいな細くて小さいやつじゃなくて、
普通の採血で使うようなシリンジ(注射器)だったんで、とりあえず「痛い」です。

まあ、10年くらい毎日してたんで、いつの日か生活の一部となって慣れてしまってましたが、
どんなに仕事で疲れていても、必ず寝る前にこの儀式をしなければならないのはタイヘンでした。
会社の飲み会なんかの後でお酒が入ってて、ほぼ泥酔状態でも注射してました(笑)

副作用も発熱・関節の痛み、慣れるまではしんどかったし、薬代もグリベックと同じくらいなので
経済的にもたいへんでしたが、
細かい点で面倒だったのが、会社の研修や出張なんかでホテルや合宿所に泊まらないといけない時。

この薬は冷蔵保管が必要なので、薬・注射器・消毒綿・消毒薬・保冷剤の「お泊りセット」
保冷バックに入れて持っていくことになり、かなりかさばります。

注射の時も、シングルの部屋なら寝る前にいつものように注射すればいいんですが、
相部屋の時なんかは、こっそり抜け出し隠れて「お泊りセット」を持ってトイレの個室で注射してました。
(まあ、職場では病気のことをオープンにしてないから"こっそり"になってしまうんですが絵文字名を入力してください


もう1つ悩まされたのは注射できる身体の場所が限られること。

皮下注射ということで、注射する場所は皮膚がつまめるくらい柔らかい場所でなくてはいけません。
必然的に左右の脇腹・左右の内ももの4か所のみ、ということになります。

同じ場所に連日打つのは良くないので、その4か所を毎日ローテーションさせるんですが、
どうしても注射する場所の皮膚が弱くなるようで、そこが膿んでしまうことがたびたびありました。

かといって注射をやめるわけにはいかず、膿んでない残りの場所をローテさせるんですが、
治ったと思ったら別の場所が新たに膿んできて、の繰り返し。
ももが膿んだ時には、痛みで歩くのも大変でした。


-------------
そういう時期を経て、5年くらい前に「飲み薬(グリベック)」だけになり、そんな苦労から解放された時には、
大げさじゃなく「普通の人と同じ生活を送れる幸せ」をしみじみ感じたのを覚えてます。

もはや不治の病ではないといわれるこの病気、高額な医療費のことも含めて、社会生活を送る患者の
QOL(Quality of Life:生活の質)がもっともっとを向上することを願うばかりです。

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【2009/07/20 15:32 】 | CML | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント
インターフェロン
私も治療開始時にはインターフェロンという話がありました。
結局はハイドレアから移植となりましたが、自己注射は大変ですよね。。

ところで、山口では雨がだいぶ降っているようですが大丈夫ですか??
【2009/07/22 07:47】| URL | かつお #SEFye3cg[ 編集] |
Re: インターフェロン
お気遣いありがとうございます。
雨はたくさん降りましたが、ウチの地域は大丈夫でした。

自己注射、今「やれ」といわれても、もう恐くてできないと思います。
当時はそれが自分の人生なんだ、と割り切ってましたが、
グリベック内服に変わって楽さを実感して、医学の進歩に感謝です。
【2009/07/22 12:40】| URL | ちりー #-[ 編集] |
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